旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」7月号
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626783451阿蘇が呼んでます。Come back!!ASOBOY! こんこんと湧き出る、阿蘇の水。清冽な湧水を求めて、「水基」と呼ばれる水くみ場が点在する阿蘇神社の門前町を、観光ボランティアガイドの中村幸典さんの案内で巡る。 スタートは、阿蘇神社から。先の地震で倒壊した楼門は現在、解体中だが、楼門前の「神の泉」と掲げた手水舎には、変わることなく水が溢れている。 「地震で枯れた水基もありますが、以前より水量が増した所もあるのですよ」と中村さん。  不老長寿と信仰を集めるその泉水で清め、仮拝殿へ。この地を拓いたとされる健磐龍命をはじめ、12柱の神々を祀る神殿は奇跡的にも倒壊を免れている。 参拝後、仲町通りへ出ると、さっそく水基が目に留まった。「金脈の泉」「文豪の水」などそれぞれ名前も付けられ、道行く人に振る舞われている。一帯には巨大な地下水の水がめのようなものがあって、そこから熊本市内にも流れ、潤しているのだという。 馬ロッケ、だご汁、あか牛…と店先の看板をのぞきながら、そぞろ歩く。桜並木の緑陰が涼やかで、冷たい水基の水に癒やされる。 7月28日に行われる「御田祭」では、神々の幻想的な行列が夕刻、この通りを経て、阿蘇神社へと戻る。何度でも訪ねたくなる、夏の阿蘇である。■■地震で手前にあった拝殿が倒壊したため、国重要文化財の三つの神殿を今だけ見ることができ、その前には仮の参拝所が設けられている。復興を願って訪れる参拝客は絶えない。■仲町通りの商店の軒先では、テイクアウトの軽食やドリンクも販売。手作りの柑橘ドリンクも味わえる。■注文後に揚げてくれる、「とり宮」の人気商品「馬ロッケ」と唐揚げ。■観光ボランティアガイド歴13年の中村幸典さん。ガイドの申し込みは阿蘇市一の宮町インフォメーションセンターまで。☎0967(22)8181■一般的な社殿の配置とは異なり、南北に延びる「横参道」。南は中岳火口へ、北は北宮とも呼ばれる国造神社へと通じている。■自由に飲むことができる、水基の湧水。■門前町では、住民自ら店の周辺や通りに桜を植栽し、水基を整え、看板などに統一感を持たせて観光客を迎えている。12345678阿蘇神社と心潤す水基のまちへみずきろうもんせいれつこうすけちょうずやあふたけいわたつのみことまつおんだまつり

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