旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」10月号
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20そ と め長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産世界文化遺産登録大浦天主堂キリシタン博物館文=大石一久Text by Kazuhisa Oishi聖遺物入れ(16世紀~17世紀ころ)。殉教者の遺骨や遺物などを入れる聖具で、蓋の表面には、「IHS」(人類の救い主イエス)に十字架、下方に磔刑の象徴である聖釘(3本釘)が線彫りされている。外海の元かくれキリシタンの家に伝わる。(外海潜伏キリシタン文化資料館蔵)あなたには、ゆずれないものがありますか。これだけは絶対にゆずれない大切なもの――本年6月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録された。潜伏キリシタンには一般庶民が信仰に託した命の叫びがあり、その現代的意義は大きい。まさに時代の記憶そのものである。たっけい

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