旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」11月号
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 天草、とりわけ天然の良港に恵まれた牛深や、今年世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に加わった﨑津集落などがある天草下島への旅は、あえて時間を■国の特別天然記念物「鹿児島県のツルおよびその渡来地」に渡来するマナヅル(中型、脚はピンク)。左上写真はナベヅル(小型、脚は黒)。■出水市ツル観察センター。2階展望室からツルを観察。開所期間:11/1(木)~2019年3/24(日) ☎0996(85)515112■■阿久根市のうずしお展望所(■)と梶折鼻公園(■)から、阿久根市と長島町の間を流れる黒之瀬戸を望む。日本三大急潮の一つともいわれ、渦潮が見られる。阿久根市観光サイトに大渦の時間予測がアップされている。5566■阿久根名産ボンタンは11月から出荷。■■寺島宗則(松木弘安)旧家(阿久根市脇本)。長崎と江戸で蘭学を学び、集成館事業でも活躍。薩摩藩英国留学生とともに渡英。■「快水浴場百選」に選ばれた脇本海水浴場。遠浅で波も穏やか。78109出水麓歴史館は約400年前の街路や石垣、武家門などが残る、出水麓武家屋敷群(国の重要伝統的建造物群保存地区)の散策拠点。兜や鎧、古文書の展示、ジオラマやグラフィック年表などもあり、地域の歴史と文化を学べる。☎0996(68)1390■■出水市ツル博物館 クレインパークいずみは通年オープン。環境保護の歴史やツルの生態について展示。2階がツル博物館。園内には職員が育てる季節の花々が咲き、ツリーハウスや遊具も。☎0996(63)89153412345678910うず しおおおとものたびと出水~阿久根越冬のツル、大きな渦潮九州にはさまざまな風景がある気にせず、のんびり行く旅路を楽しみたい。 そこで着目したのがバスと船の旅。九州新幹線の出水駅で降りた後、「出水・天草ロマンシャトル」というバスと、その終点・長島の港から牛深へ渡る三和フェリーを使うというもので、出水から牛深まで、約1時間半〜2時間の絶景旅をのんびり満喫できるのだ。 出水と言えば全国に知られるツルの渡来地。10月半ばから姿を見せ始め、12月のピーク時にはマナヅル、ナベヅルなど約1万羽が飛来。その頃には、バスが通る国道からも冬を越すツルたちを見ることができる。 続いてバスは阿久根市へ入り、海のそばを走る。約3kmの白砂が続く脇本海水浴場は、夏にはウミガメが産卵に来る美しいビーチだ。その先の黒之瀬戸は、日本三大急潮の一つ。橋のたもとの展望所で、大きな渦潮を間近に見ることができる。ここは大伴旅人ら万葉の歌人が歌を残した、最南端の地であるという。

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