旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」12月号
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12■焼きたてのふっくらした状態を保つため、独自に考案した「うなぎの陶板焼き」。■古代米を使った甘酒も人気。■地下250mからくみ上げた天然水を使った銘酒の数々。フルーティーな香りの、さわやかな口当たりが人気。■「瑞穂錦酒造」4代目の津留崎雅俊さんと、息子の雅之さん。雅之さんはうなぎ処「みずほ庵」調理場を担当。 □営11時~14時、17時~20時30分 □休不定、12/31、1/1 ☎0942(27)3055 4567■燃え盛る炎をものともせず、大松明に乗る氏子若衆。祭りのハイライト、大松明廻しが始まる。■向かって右の建物が、鬼がこもる「鬼堂」。■境内には、縮小サイズの大松明も展示されている。大善寺玉垂宮☎0942(27)1887123清流に育まれた豊かな恵みいわおき めん そんあん ねいそう もんあられつほこめんがねあかままわ1245673 「鬼夜が終わらないことには、正月が明けません」と鬼夜保存会会長の岡巖さんは語る。正月2日から準備は始まり、3日は松明の材料出し、4日は早朝から氏子総出で大松明をつくる。縄の結び方に至るまで古式にのっとって進めるのである。 当日、昼間は「鬼面尊神」や「種蒔き神事」が厳かに行われ、夜にはいよいよ「大松明廻し」や「鉾面神事」が催される。 筑後川水系の豊かな水と米に恵まれた久留米は、全国有数の酒どころでもある。流域には蔵元が集まり、毎年2月には春を呼ぶ城島の酒蔵開きも催される。 霰川に面した「みずほ庵」は、安政元年創業の蔵元が営む、うなぎの名店。「日本酒に合う、おいしいうなぎを」と、4代目の津 午後7時過ぎ、「オイサ、オイサ」の掛け声とともに締め込み姿の氏子数百人が提灯や小松明を手に神苑に集まり、目の前を流れる筑後川の支流・霰川で汐井かきの禊をする。やがて一番鉦を合図に境内の灯りが消されると、本殿から鬼火が運ばれ、大松明への点火となる。めらめらと6本の巨大な炎が夜空を焦がす中、境内では鬼夜の起源を表す魔払いの「鉾面神事」が始まり、「鉾取った!」「面取った!」「そら抜いだ!」と祭りは最高潮に。その後、一番松明から順に6本の大松明がゆっくりと本殿を回り始め、この間、鬼堂の鬼は人目に触れぬよう禊に向かう。その先導を務めるのが一番松明で、迫力満点の「惣門くぐり」もまた見どころ。やがて鬼が本殿に入ると厄鐘が打たれ、祭りは終了。こうしてこの地に一年の安寧がもたらされるのである。

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