旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」1月号
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11●北九州市立 自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)●123456■直径約1mのさわれるアンモナイト。■淡路島で発掘された異常巻アンモナイト。■マンモスの牙にもじかにさわれる。123恐竜ロボットとしてよみがえった、ワキノサトウリュウ。※恐竜ロボットのいるエンバイラマ館3階は2019年1月7日(月)~2月9日(土)の間、メンテナンスのため閉鎖予定。■最大級の恐竜で、アースモールの中で最も大きな復元骨格のセイスモサウルス。全長35m。■エンバイラマ館1階のリサーチゾーン。発掘、研究の様子がわかる。■ワキノサトウリュウは、福岡県宮若市で発見された歯の化石(写真の点線部分)からこれまで見つかっていない種と分かり、新たに命名された。 地球上に生命が誕生しておよそ38億年。現代ではAIなど目覚ましい技術革新の一方、地球規模の汚染や異常気象など、生命の存続危機への懸念も高まっている。そんな今こそ、この博物館で地球と生命を俯瞰してみたい。 北九州市立自然史・歴史博物館は、市内にあった自然史、歴史、考古の三つの博物館が一つにまとまり、2002年11月にオープンした。館内の展示は実に幅広く、文字通り〝博物〞(広い範囲にわたる事物の意)館らしい博見て、触れて多様ないのちの形跡物館だ。「いのちのたび博物館」という愛称もつけられているが、これは「生命の進化の道筋を自然と人の両面から展示解説し、未来に向けてわたしたちの生き方を考える」というコンセプトを表している。 1階の常設展に入ると、アースモールと名付けられたフロアが奥に続く。人気のティラノサウルス、全長35mという恐竜の中でも最大級のセイスモサウルスほか、翼竜、魚竜など迫力ある復元骨格が次々と現れる。思わず立ち止まって「すごい…」と声が漏れるほど。所々に恐竜やマンモスの骨、巨大なアンモナイトの化石など「さわれる展示」もあり、しかもそれらは実物だ。アンモナイト一つをとっても多様で、サイズの大小だけでなく、棒状のもの、巻方向が反対向きにグネッと変化したものなど見応えがある。アンモナイトの世界も、意外に奥深い。 恐竜が闊歩した、中生代(主に三畳紀後半〜白亜紀)。アースモール横のエンバイラマ館には、その時代の北九州地域も再現。北九州にも多くの恐竜がいたとみられるが、彼らのいのちは他の生き物とともに、およそ6、600万年前の小惑星の衝突によって幕を閉じたといわれる。エンバイラマ館では、約1億3,000万年前の北部九州にいた可能性がある恐竜たちをロボットで再現。写真上は全長の半分以上が首というマメンチサウルス。写真右は人気の映画に登場したラプトルの仲間ヴェロキラプトル。どちらも動いて我々を出迎えてくれる。456ふかんかっぽ

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