旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」6月号
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12341現地発!九州の旬from Kagoshimavol.2温泉ソムリエ師範希代の名将、島津義弘に注目訪問した温泉は鹿児島•宮崎だけで1,500カ所以上。その他、旅番組制作や温泉ガイドも多数務める。 日本中に薩摩旋風を巻き起こした大河ドラマ『西郷どん』。熱くたぎった1年が終わり、次なる主人公に!と沸き立つその人の名は没後400年を迎える「島津義弘」。島津四兄弟の中でとりわけ戦に長けた人物である。 島津の退き口といわれた、関ヶ原の戦いにおける捨て身の敵中突破は知る人も多いだろう。生涯で50以上の戦に赴いた猛将の顔とは裏腹に、その実は兵を労わり敵味方なく魂を弔い、家族を愛する慈悲深い人であった。そんな彼に注目が集まる今、ゆかりの深い姶良市周辺で、その足跡をたどってみたい。 先の大河でも多数のロケが行われた姶良市。後に「鬼島津」と呼ばれ多くの戦に名を残した義弘の、初陣ともいえる「岩剣城の戦い」で陣を構えた「大口筋白銀坂」や、義弘を祀る「精矛神社」は『西郷どん』にも登場した。また毎年6月の第3日曜に保存会によって開催される国の無形民俗文化財「加治木くも合戦」は、義弘の出陣に由来するともいわれている。 いそぐなよ また急ぐなよ 世の中の 定まる風の 吹かぬかぎりは関ヶ原で退路を思索する中詠んだこの歌は、現代にも生きる名句といえよう。島津随一の名将が85年の生涯を閉じた姶良で、義弘公が生きた遠い時代に思いを馳せる旅はどうだろう。1.苔むした石畳が趣ある白銀坂。2.加治木島津家が宮司を務め、義弘ゆかりの手水鉢と石臼がある精矛神社。3.義弘公の隠し湯といわれマニア垂涎の野湯「鉾投温泉」。4.6/16(日)に開催される「加治木くも合戦」。かつて西郷も参加した、義弘を偲ぶ「妙円寺詣り」の拠点、伊集院駅前の義弘像。「Please」がJR九州のホームページからe-bookでご覧いただけます。現在2016年5月号~2019年5月号まで公開中。〈6月号は5/27(月)公開予定〉https://www.jrkyushu.co.jp/train/please/をe-bookで!文=六三四たのいたあいらまつくちすじしらかねざかいわつるぎじょうおおくわしほこちょうずほこなぎむさし※出典:『武士の一言』火坂雅志/朝日新聞出版(※)

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