旅のライブ情報誌 「Please(プリーズ)」7月号
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19345678211高千穂・黒口神楽のアメノウズメノミコト。2「アメノウズメノミコト」。アマテラスオオミカミがスサノオノミコトの暴虐に怒り天岩戸に籠もりこの世が闇に閉ざされた時、岩戸の前で呪術的な舞を舞い、アマテラスをこの世に導き出した。これにより「神楽の祖」とされる。24~7由布院空想の森美術館蔵、3九州民俗仮面美術館蔵3「タヂカラオノミコト」。大力により岩戸を開き、アマテラスオオミカミをこの世に導き出す。神楽「岩戸開き」の主役。4「柴引」。天香具山の真榊を引き抜いてきて神楽を舞う御神屋を設える。観客と激しく柴を引き合う。 村の神社で神迎えをし、神楽宿に八百万の神々を招いて舞われる九州の神楽は「国家創世=大和王権樹立」の物語を縦軸とし、土地の先住神の物語を横軸としながら、太陽神信仰・狩猟儀礼・農耕儀礼などが織り込まれ、紡がれてゆく。 華々しく活躍し、国造りを展開する神々に対し、その土地に古くからいる神は、怒り、激しく対立し、荒ぶる。が、進行する劇(神楽の演目)の中で、神主との問答、道化神の国造りの英雄たちと先住の神々神楽面5「スサノオノミコト」。アマテラスオオミカミを怒らせた乱暴者だが、出雲神楽の大蛇退治では主役。6「荒神」。森羅万象を支配する地主神。7「田の神」。祖先神として現れ、五穀豊穣を祈願する。8「菊池殿宿神」。南朝の落ち武者とともに米良山中に流入し「神」として伝わった(西米良村/小川神楽伝来・鎌倉時代)。滑稽な演技、女神たちの優艶な舞、村人の仲介などにより、和解する。  神楽面は、いにしえの神の姿を象形し「神そのもの」として信仰され、伝わった。神楽とは、偉大なる自然と協調して生きてきた古人の知恵の結晶であった。か ぐ ら め んしばひきあまのかぐやままさかきしつらきくちとのしゅくじんあま の いわ とめ らみ こ ややおよろず

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